電解水に潜む危険

電解水は水から出来てるから安全!ほんとに?

そもそも電解水ってなんでしょうか?

通常、食塩や炭酸塩などを溶解した水や水道水に電極を直接通すことで酸化・還元反応でアルカリ性と酸性の水に電気分解されます。その分解水の総称が電解水と呼ばれるものです。
そのひとつであるアルカリ性電解水がいわゆるアルカリイオン水と呼ばれるもので、胃腸症状の改善効果が認められています。
また、酸性の電解水の主成分は次亜塩素酸で、非常に強い殺菌作用という性質を持っています。

■アルカリ性電解水

前述にある、アルカリイオン水と呼ばれる水も含めた総称となります。
その中には飲用可能な水と飲用不可の水と大別されます。
飲用可能な水はアルカリイオン整水器から電気分解された水で胃腸症状改善効果が厚生労働省から認められている。

■酸性電解水

アルカリ性電解水とは異なり、飲用水には用いられる事は無く、特性としては非常に強い殺菌効果を持っている電解水です。成分としては次亜塩素酸を主成分とし、希釈して使用するのが一般的です。

それぞれの用途で安全に利用する事で効果を得られる水なのですが、その過程で生成される、水酸化ナトリウムや水酸化カリウムという物質は法律上劇物に指定されているのです。
電解水生成機の性能によりますが、取り扱いを間違えると非常に危険な水である事を認識していただきたいと考えます。
電解水は水から出来てるので安全と言う概念は避けて下さい。

電解水素水と水素水は同じもの?

市場に流通している水素水の中にはいわゆる電解水素水と呼ばれる水も中には含まれている事をご存知でしょうか?
そもそも水素水と呼ばれるのもは簡単に説明すると「水素ガスを溶かした水」の事を言うのですが、この水素ガスを水の中に溶かしこむ事が非常に重要且つ難しい課題なのです。

その課題を比較的簡単にクリアする方法として水の中に電極を直接通し電解水を生成する過程の中で水素分子も発生する為、アルカリ性電解水の事を電解水素水と言う名称で流通されている物もあります。

ただ、これは水素水ではなく、あくまでも電解水素水と言う別物である事にご注意ください。

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