骨を強くしなやかに
ケイ素のちから
必須ミネラルの中でも、いま大注目の「ケイ素」。
地球上に非常に多く存在する元素であるケイ素は、特に土壌や水中に含まれており、昔は穀物や野菜などの農作物から必要量を摂取していました。
しかし最近では、食生活の変化はもちろん、土壌や水質汚染といった環境問題も相まって、食物から必要量を摂ることが難しくなり、ケイ素の不足が指摘されるようになりました。
ケイ素が不足すると、体調にどういった影響があるのでしょうか。
ケイ素が最も多く含まれるのは皮膚で、次いで爪・毛髪・骨に存在しています。
つまり、「健康面」と「美容面」両方への影響があるのです。
骨を強くしなやかに!
ケイ素の働きの最も重要なものとして、骨を丈夫にするという点が挙げられます。
骨というとカルシウムが真っ先に思い浮かびますよね?
日本人は、カルシウムを多く含む乳製品の摂取量がヨーロッパの人々に比べて格段に少ないといわれています。
しかし、こうした食生活の背景があるにも関わらず、日本人の骨粗鬆症の割合は欧米に比べて少ないのです。
これは、ケイ素を含む穀物を主食としてきたことが関係しているのです。
ケイ素にはカルシウム以上に骨密度を上げるチカラがあるとの報告もあります。
コラーゲン合成を促進して美肌に!
美容ドリンクや化粧品に必ずと言っていいほど含有されている、おなじみの美容成分コラーゲン。
ケイ素はムコ多糖類(コラーゲンなどの繊維間に存在してスポンジのような役目を果たしている物質)に多く存在し、コラーゲンの生成を促進する作用があります。
なかなか皮膚組織まで届けることが難しいといわれるコラーゲンですが、ケイ素をしっかりと摂ることで肌本来の強さを取り戻すことができるんです。
健やかな美肌のための強い味方。
老化性の疾患予防に!
ケイ素の不足は、動脈硬化や爪のひび割れ、皮膚のたるみ、脱毛などの老化症状を促進してしまいます。
つまり、ケイ素の補給をしっかり行うことができれば、これらの症状の緩和や体調改善が期待できるのです。
また、ケイ素は胎児の成長や傷の治癒にも関係しており、老若男女問わず、まさに必須で摂りたい元素です。